2023-08-24

2023年度 施餓鬼会(せがきえ)の様子

8月16日午後1時より、青龍寺本堂にて施餓鬼会(せがきえ)を行いました

施食(せじき)でも書きましたが、施餓鬼会も同じく餓鬼に施しをする法要になります。ただ施餓鬼会は「救抜焰口餓鬼陀羅尼経」(くばつえんくがきだらにきょう)を由来とします。

このお経は、お釈迦様のお弟子の阿難(あなん)の出てくるお話です。ある日、阿難尊者が瞑想をしていると焰口(えんく)という名の餓鬼が現れました。そして焰口は阿難尊者へと告げます。「全ての餓鬼に飲食(おんじき)を施さなければ、お前の命は3日後に尽き餓鬼道へ堕ちるだろう。」慌てた阿難尊者はお釈迦様へと救いを求めます。

そこでお釈迦様は、僅かな飲食の施しでも全ての餓鬼が救われる「変食陀羅尼」を阿難尊者へと授けました。その変食陀羅尼と施しの功徳によって焰口をはじめとする餓鬼達は救われ、阿難尊者は長寿の益を得たというお経です。

このお経にならい、青龍寺では和尚様方をお招きし、飲食の施しと陀羅尼、そしてお檀家様もご一緒にお称えするお念佛で施餓鬼供養をいたします。

動画にて法要の様子をご覧になれます。

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