2023-08-19
2023年8月13日施食供養
8月13日午後3時より、青龍寺境内にて施食(せじき)供養を行いました
施食とは、餓鬼道の亡者のために食を施すことです。
餓鬼道(がきどう)とは、前世において他に施すことなく自分だけが得られればそれでよいという欲深い者が堕ちてしまう世界であり、その世界ではもはや食欲すら満たすことができません。目の前に食べ物や飲み物はあるのですが、食べようと口元へ持ってきたその瞬間に燃え尽きてなくなってしまうのです。餓鬼は常に飢えの苦しみを受けなければなりません。
青龍寺では、餓鬼が現れるという夕暮れ時の午後3時より、お念佛を称えながらお米や野菜を刻んだものをお墓に撒いて施します。この時、「南無阿弥陀佛」と称えながらお墓をまわる念佛行道をしますが、年を追うごとに息が切れ、体力の低下を顕著に感じます。まさに四苦八苦の「老いの苦しみ」をあらためて理解できる時でもあります。
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